4P’sの物語は、ベトナムのサイゴンで愛されているピザレストラン「Pizza 4P's」から始まりました。現在、同名のレストランは20店舗を超え、さらに3カ国で展開されています。しかし、それだけに収まらず、創業者は自分たちの夢に見合ったブランド作りが必要だと考え、アドバイスを求めて私たちを訪ねてくれました。まず、彼らの考え方を理解するところからプロジェクトは始まります。彼らのプラットフォームの本質は、幸せを共有すること・平和のためのものであること。例えば、持続可能な農業などで作られた特定の材料を使って作られたピザは、他の人と共有することで、情報を発信し、もちろん幸せも発信します。他にも、チーズ工場やオーガニックファーム、教育活動、サステナブルなレストランなど。4P’sのピザは単なる商品ではなく、幸せや平和のためのプラットフォームと言えます。

従来の「Pizza 4P's」という会社名では、限界があると考えました。私たちは、「4P's」(for peace、平和のために)をマザーブランドとして、「Café 4P's」、「Hotel 4P's」、「Beer 4P's」など、あらゆる種類のプラットフォームを「平和」という共通のアイデアで展開することができるように構成しました。それによってPizza 4P’sは1つ目のサブブランドとなりました。4P'sとPizza 4P'sのアイデンティティは、互いに影響し合いながらも異なるものとなるべきでしょう。4P'sの価値観である持続可能性、共有、人間性は、デザインの必須項目です。全体的なアイデンティティは、インターネットが普及する以前の媒体であるThe Whole Earth Catalogや、土地を利用した生活方法やジオデシックドームを作る方法を紹介したDIY本などからヒントを得ました。また、元ピクサーの伝説的人物であるAndrew Gordonと協力して、会社が追求している多種多様な試みを説明するための親しみやすいマスコットを制作しました。それが、ブラッタチーズを擬人化したそのキャラクター「BUU」です。