国の経済成長にあわせてユニセフ・ベトナムでは、海外ではなく国内からの支援に重きを置くようになっています。ベトナムの名士からの寄付を募るためにriceが提案したのは支援してくれた人を讃える「UNICEF ZEROawards」を立ち上げることでした。

これは貧困や飢餓など予防できる原因から亡くなってしまう子供の数をゼロにすることを目指すユニセフの世界的なプログラム「Believe in ZERO」を発展させたものです。そして、このアワードのために寄付をあらわす無数のプラスマーク「+」が、ゼロを形づくるロゴをデザインしました。

著名人が多数参加するセレモニーと支援を呼びかけるキャンペーンは、テレビや広告など様々なメディアで取り上げられ「UNICEF ZEROawards」は一晩で44万米ドルもの寄付を集める結果となりました。当初の目標額を大きく上回り、過去の募金キャンペーンの実に4倍近くの資金を集めることができたのです。これによって5万人を超える栄養失調の子供たちが支援を受け、ユニセフ・ベトナムの認知を大いに向上させることができました。

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