BOOはハノイでうまれたストリートファッションのブランドです。2003年当時ベトナムで形成されつつあったスケートボードシーン。そこで出会った若者達が立ち上げたBOOは国内50店舗をかまえるプレミアレーベルへと成長しています。そんな彼らに必要だったのは新しい世代にも愛されるコミュニケーションでした。

riceはブランドアセットを整理統合したアイデンティティシステムを構築。さらにDisplaay Type Foundryと共同でRoobert RegularというタイプフェイスからふたつのOOが溶けあった合字のロゴタイプを開発しました。ベトナム語に最適化されるようカスタムされたこのタイプフェイスで「BOO」と打ちこむと、いつでもこの合字が現れるのです。これを用いて印鑑のような形状のスタンプも制作しました。もうひとつ、riceが提案したのは新しい領域を開拓するためのサブブランド「BOO LAAB」の立ち上げです。OOをもじったAAの合字をふくむ言葉遊びのようなロゴタイプは、レーベルの実験的なキャラクターを表現しています。

また新しいアイデンティティシステムやロゴタイプを包括するガイドラインを定義することで、インハウスデザイナーによる適切な運用を可能にしています。

さらに、新しいアイデンティティシステムやロゴタイプを包括するガイドラインを定義することで、インハウスデザイナーによる適切な運用を可能にしています。